3月11日。
それぞれいろんな思いがあり、そして防災対策についても改めて考え直す日だと思います。私も今日は改めてしっかり考えたいと思います。
防災対策の1つ「非常食」について実践している方法を紹介します。
防災対策「非常食」は準備してありますか?
いつ、どこで何が起きるかわかりません。何も起きて欲しくないですが、万が一の時に対応できるよう非常食は各家庭で準備しておいた方がいいですよね。
非常食と言っても、具体的に何を準備すればいいのか。
せっかく準備しても、カンパンなど緊急時以外食べることがない物は置き場所に困ったり、いざ必要になった時に期限が切れていて食べられなかったり…
それじゃ意味がありません。
私はローリングストック法という方法で、食品を無駄にすることなく備蓄しています。
ローリングストック法
ローリングストック法とは、備える→食べる→買い足すをくり返し食品を循環させながら備蓄する方法です。
カンパンのように万が一の時にしか食べない「非常食」をずっと置いておくのではなく、普段から食べられる缶詰などの食品を多めに買っておき、普通に食べて減ったらまた買い足す方法です。
ローリングストック法のメリット
●わざわざ「非常食」を購入する必要が無い
●スーパーなど普段のお買い物で気軽に準備が出来る
●いつの間にか賞味期限が切れていたという失敗を防げる
このようなメリットがあります。
「非常食」をわざわざ準備しようと思って結局買い忘れてしまっていた。何を買えばいいかわからない。賞味期限を切らしてしまった…。こんな経験がある方も、この方法ならもっと気軽に取り組めるのではないでしょうか。
備蓄している物
私がローリングストック法で備蓄している食料品と生活用品をご紹介。
食料品
●ペットボトルの水
●ツナやサバなどの缶詰
●カレーなどレトルト食品
●カップ麵
●チョコレートなどお菓子
賞味期限が通常より長い備蓄用の物ではなく、全て普通にスーパーで売っている物です。特売の時などに多めに買って備蓄しています。
全て非常用バッグに詰めてしまい込むのではなく、キッチンなどにも置いておき、普段の生活で普通に使うようにします。
減ったらまた買い足して、常にストックがある状態にしておきます。
生活用品
食品だけではなく、生活に必要な日用消耗品もストックしています。
●カセットコンロのガス
●トイレットペーパー
●乾電池
●マスク
●生理用品
●ウェットティッシュや除菌シート
●ラップやポリ袋など
これらも少し余分にストックしておき、普段の生活に使いながら無くなる前に買い足して備蓄しています。
カセットコンロは災害時とても役に立つと聞きます。
電気やガスが止まってしまっても火が使えますからね。でもコンロがあってもガスがないと意味が無い!鍋の季節が終わっても、ガスは数本ストックしておくと安心できます。
生理用品は怪我をした時の止血にも使えるようです。普段は布をメインに使っていますが、緊急時のことも考え使い捨ても残しています。
混乱に巻き込まれないために
東日本大震災直後、ここ関西でも一時的に乾電池が入手困難になりました。
「懐中電灯を確認すると電池が切れていた」という事から乾電池を買い求める人が増え、次第に「乾電池が品薄らしい」という噂を聞き慌ててケース買いや買い占めなど必要以上に電池を買う人が増えたのです。
乾電池なんてケース買いして何に使うのでしょう?懐中電灯やラジオ用に数本あれば十分。買い占めてしまうと他に必要な人が困ります。冷静に考えればわかることですが、パニックになるとこのような行動に出てしまう人が多く現れるということを学びました。
残念ですが、もしまた大きな災害が起きれば全く同じことが起きると思います。
このような混乱に巻き込まれないためにも、もしもの時に必要な物は予め準備しておくことにしています。
持たない暮らしと防災対策
今は「断捨離」「持たない暮らし」が流行していて、私も持たない暮らしを心がけています。
でも「今すぐ必要な物しか持ちたくない!」とあれもこれも手放した結果、緊急時に対応出来ないようでは困りますよね。
つい防災対策を忘れて手放すことに夢中になりすぎてしまっている方は、この機会にもしもの事も少し考えてみてください。
ローリングストック法なら食品やモノが無駄になる事が無いので、「持たない暮らし」というライフスタイルでも取り入れやすい方法だと思います。